木製プランターカバー「クミカ」

Spell Design Worksがデザインした木製プランターカバー「クミカ」が
平成29年11月19日に開催されました「第41回全国育樹祭-香川県」にて、会場を彩る植物のプランターの見栄えを良くする木製カバーとして使用されました。

このプランターカバーは小学生の手によって組み立てられるという事だったので、
地元の子供たちに優れた讃岐の木工技術を少しでも伝えられないかと考え、
組子の技術の入門となるようなものにしました。※組子組手とは「森本建具店」


だれでも組み立てが出来るように組立説明書も作りました。


御席(おんせき)の周りだけでなく、来賓席の前や街路などいろんな所に設置されていたので、全国育樹祭に参加された方はいたる所で目にされたと思います。総数は900箱

組子のプランターカバーなので、クミコ+カバー=クミカ と名付けました。

折りたたみベンチ「オリザ」

Spell Design Worksがデザインした折りたたみベンチ「オリザ」が
平成29年11月19日に開催されました「第41回全国育樹祭-香川県」にて来場者のベンチとして利用されました。

設置台数が600台と多く、保管場所と運搬経費のことを考えて折りたたみできるベンチをデザインしました。
このベンチは収納時に通常のベンチの1/4の容積となります。


折りたたみの要となる関節部を工夫して部材が斜めカットにならないようにし、
製造コストが増えない配慮をしました。

事務所の工作場でモックアップを作っている様子
※動画で「A」とか「B」など書いているのは部材の名称です。

ベンチは香川県の家具組合のみなさんが手分けして作られたそうです。
手作り家具かわにしInstagram↓

この折りたたみベンチ「オリザ」は男木島図書館の図書館前広場にある移住者支援フリースペース「オギケノヒ」さんにも置いてあるので、お座りになりたい方は是非 男木島の方へ行ってみてください。

※男木島に置いているのはSpell Design Worksが作ったモックアップの1つです。

かがわのヒノキのこと>2

香川県産のヒノキは、香川県の南にある四国山脈の北側斜面で育っています。

北側の斜面は太陽の光に照らされる時間が短くなるので、成長が遅くなり結果的に年輪がつまった品質の良い木が採れると言われています。
ヒノキは昔から社寺建築などに使われる腐りにくく虫のつきにくい木材として優れた性能を持っています。
確かに杉よりは価格が高いですが、一般の方が想像するよりも価格差はありません。感覚値ですが2割ほど高いような感じだと思います。

現在の木材住宅において建物の骨組みの材料に対する全体の割合は1~2割り程度なので、
杉からヒノキに使用材を変えても全体で見れば、それほど大きな価格の上昇にはならないと思います。

かがわヒノキのこと>1
香川県木材協会「かがわ県産ヒノキ」ホームページ

かがわのヒノキのこと

2年ほど前から香川県木材協会と仕事をしています。

香川県は高松市の市木が松なように、昔は多くの松林があり松材の産地でした。しかしながら30~40年ほど前にマツクイムシの被害があり、それ以来ヒノキを植えて育ててきました。近年になってようやくそれらのヒノキが家を建てる製材として流通できるほどに育ち「かがわのヒノキ」としてPRが始まったところです。

涅槃の座

今日は四国八十八箇所霊場の第七十四番札所「甲山寺」で先日完成した「涅槃の座」の奉納式でした。 関係者の皆さまの前でコンセプトなどをお伝えした後、偶然今日が誕生日の僕は「今日ひとつ歳を重ねましたが、まだまだ未熟者です。今回の八十八箇所霊場の香川エリアに置かれる県産材ベンチをデザインする機会を得て、もし悟りというものがあるのなら、少し近づけたような気がします。」とお話ししました。 写真に写ってる自らの写真を見て「ドヤ感」ぱないので、やっぱり まだまだその境地には行けてないようですw _ _ 「涅槃の座」コンセプト 四国八十八箇所霊場の香川県エリアは「涅槃の道場」と呼ばれており、このベンチはお釈迦が肘をついて横になっておられる「涅槃仏」をイメージした形となっています。 足を伸ばして座椅子のように使ったり、肘をかけたり、ちょっとした小物を置いたり、ただ座るだけでない色んな使い方が出来ます。 これらのベンチは香川県内の20のお寺に設置しています。 涅槃の座の英語名は「NIRVANA BENCH ニルヴァーナベンチ」 デザイン:Spell Design Works 河西範幸 #桧 #かがわのひのき #ベンチ #四国八十八ヶ所 #dp0quattro #デザイン #家具 @ 甲山寺

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